和服を普段着にアレンジ 着物と帯の色合わせ・コーデに役立つ色の知識

和服は合わせる帯の色や柄によって印象がガラリと変わります。しかし、着物を着慣れていないと、どのような帯を合わせればよいのか迷う方も少なくありません。着物をおしゃれに着こなすためには、着物と帯の色合わせのポイントを知ることが大切です。ポイントを知ることで着物をおしゃれに着こなすことができ、アレンジも楽しめるでしょう。

アレンジするのもおしゃれ 着物と帯の色合わせについて

和服に限らず色の組み合わせを考える際には、「色相環」(しきそうかん)と呼ばれる色を環状に配置したものを参考にすることをおすすめします。色相環では両隣の色が同系色、反対側の色が補色で、これらは相性のよい配色です。

組み合わせる際のポイント

調和の取れたまとまりのある雰囲気に仕上げたいときには同系色を、反対に補色を選ぶとメリハリがある華やかな装いになり、見た目の引き締め効果も期待できます。こちらでは、色の組み合わせのポイントについて具体的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

同系色の組み合わせ

まずベースカラーを決め、ベースカラーを引き立たせるアソートカラーを決めます。アソートカラーとはベースカラーを引き立たせる色で、ベースカラーの同系色がおすすめです。
このときのポイントはベースカラーを60％、アソートカラーを20～30％にすると配色バランスがよく、全体的に優しい雰囲気になります。

しかし、淡い色の同系色は、ひとつ間違えるとぼんやりした印象を与えるため気をつけなければいけません。そのような場合には、アクセントカラーを取り入れるとよいでしょう。

補色の組み合わせ

メリハリがあるコーディネートを楽しみたい方には補色がおすすめです。ベースカラーが濃い色ならば華やかな印象が作れます。一方、淡い色のベースカラーに濃い色を組み合わせるとモダンな雰囲気が引き出される上、引き締め効果も期待できます。

和服・洋服を問わず普段着に取り入れたい色の知識

色の組み合わせを知ることで普段着・お出かけ着問わずコーディネートが楽になり、色々なアレンジを楽しめます。

まず、覚えておきたいのが先ほどお話をした「色相環」です。はじめに基本となるベースカラーを選び、コーディネートを調和させたい場合はアソートカラーに同系色を選び、メリハリを付けたいときには補色を選びます。

覚えておきたい色の知識

こちらでは、色の知識について具体的にご紹介します。

柄から一色取る

柄物の和服や洋服を着る際には、柄に使用されている色の中から一色選ぶと調和が生まれます。和服であれば帯を選ぶ際、着物の柄の中で使用されている色の帯を使用すると、全体に統一感が出るでしょう。帯を着物のアクセントカラーとする場合は、ぜひ参考にしてください。

白・黒・金・銀の中から選ぶ

着物で帯の色を迷った場合には白や黒、もしくは金・銀を選ぶのもおすすめです。この4色は組み合わせる色を選ばず白であれば全体を優しい雰囲気に、金や銀であれば華やかに、そして黒い帯であれば全体を引き締めてくれます。

3色でまとめる

洋服などのコーディネートの配色で迷うときは、3色にまとめるのがおすすめです。配色の割合はベースカラーを60％、アソートカラーを30％、アクセントカラーを10％にするのがベストで、アクセントカラーは同系色・補色のどちらでも構いません。

この配色の割合はおしゃれにすっきりと見えるだけではなく、周りの人にも安心感を与えるため、普段着にも積極的に取り入れるとよいでしょう。

和服を普段着にアレンジするWEAR 2.5で着物をもっと自由に

着物と帯の色合わせを考えるのは、洋服とは違った着物の楽しみのひとつです。様々な色の組み合わせを作ることで、自分に似合う配色を見つけることができます。色相環を参考にしながら自分なりにアレンジして、おしゃれな着こなしを楽しんでみてください。
WEAR 2.5は、和服を普段着として心地よく着られるアイテムにリメイクしています。シャツやジャケット、スカートなど、着物初心者の方も洋服感覚で気軽に取り入れられるアイテムが豊富です。ルールにとらわれない自由なファッションとしてぜひお楽しみください。