着物をカジュアル・おしゃれに着こなして映えさせるポイント

おしゃれな着物着こなしコーデ（レディース）

結婚式やお呼ばれなどかしこまった席では、着物のルールを気にしたほうがよいでしょう。しかし普段の着物の着こなしであれば、それほどルールにとらわれる必要はありません。

着物だからといって着物専用のアイテムを用意する必要もなく、普段愛用しているアイテムを使ってコーディネートすることも可能です。おしゃれなコーディネートの仕方には、次のようなものがあります。

半衿を変える

着物を着たときに衿元に見える、襦袢の半衿。半衿は白にしておくと様々な着物と合わせやすいですが、少し華やかさに欠けます。

襦袢の半衿は様々な種類があり、通販でも購入できます。鮮やかな柄や綺麗な刺繍が入ったものを選ぶと、印象的なコーディネートになります。

アクセサリーをプラスする

ネックレス、指輪、ピアス、イヤーカフ、時計などは洋服に合わせるアクセサリーのため、着物ではNGとされています。しかし、これはあくまでも冠婚葬祭などでのルールですから、週末のお出かけや友達同士での食事会など、カジュアルなシーンでは特に気にしなくても問題ありません。

洋服のときと同様に、着物でもアクセサリーがあると華やかな装いになります。お気に入りのアクセサリーを身に付けてアレンジを楽しんでみましょう。

レトロな帽子を合わせる

帽子も意外と着物に合わせやすいアイテムのひとつです。特に髪のアレンジがしづらいショートヘアの方におすすめ。まずは、レトロな雰囲気のベレー帽やボーラーハットなどからはじめてみるとよいでしょう。夏なら麦わら帽子、冬はニット帽と合わせることもできます。

カジュアルな着物を選ぶなら小紋がおすすめ

これから着物を購入する方や、比較的カジュアルに着ることができる着物をお探しの方におすすめなのが小紋です。

小紋とは、上下がない柄が全体に入った着物で、普段着からちょっとしたお出かけまで幅広いシーンでおしゃれに着用できます。色や柄が豊富なので、好みやシーン、季節によって着用するものを選べる点も特徴です。

また、小紋といっても、小さい柄だけではありません。大きな花柄や、モチーフ柄、縞模様なども小紋といえます。

カジュアルながら、好みや行く場所に合わせて、自分なりのおしゃれを楽しめる着物です。

普段着の帯合わせ

着物に帯を合わせることを帯合わせといいます。帯自体の種類はもちろん、柄や結び方なども様々な種類があるため、着物との相性を考えて帯を選びます。

普段着として着る小紋に合わせる場合、名古屋帯・半幅帯・兵児帯などがおすすめです。

名古屋帯

普段着やお出かけ用の着物に合わせられる帯で、色無地・付け下げ・小紋などに合わせることが多いです。カジュアルな場所から少しかしこまった場所まで、様々なシーンで使えます。

袋帯より短い仕様になっているため、名古屋帯の場合は太鼓結びを簡略化した一重太鼓を結ぶことが一般的です。

半幅帯

名前からもわかるとおり、袋帯や名古屋帯の半分の幅の帯です。結び方も比較的簡単で、カジュアルな小紋や浴衣などに合わせることができます。

浴衣に合う薄くて軽いものから、上品なデザインのものまで種類は様々なので、自分の理想のイメージに合わせて選ぶことが可能です。

兵児帯

兵児帯というと子供用の浴衣の帯を連想する方も多いかもしれませんが、小紋に合わせられる大人なデザインの兵児帯もあるのです。

結びやすくボリュームも出しやすいため、簡単に華やかな装いを作ることができます。

色合わせに悩んだらモノトーンがおすすめ

着物は柄によっては複数の色が入っていて、帯や帯締めなどにも様々な色・柄があります。着物のコーディネートを考える際、全体的にどう色合わせをしたらいいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

着物の色合わせに悩んだら、まずはモノトーンを意識してみるのがおすすめです。着物をワンピースと考えて、モノトーンのワンピースに差し色で小物を足していくイメージでコーディネートを組んでいくと、簡単にまとめることができます。

モノトーンであれば、水玉やレースなど現代的なデザインの着物にも挑戦しやすいです。

普段着に合わせる小物の選び方

カジュアルな普段着の着物でも、小物選びでおしゃれな雰囲気に変えることができます。取り入れやすい小物として、帯留めや半襟があります。

帯留め

帯留めは帯締めに通す飾りで、コーディネートのアクセントになってくれます。帯留めという名前ですが、何かを支えたり留めたりする必要があるものではありません。そのため、自由に自分の好みで選ぶことができます。

帯留めを選ぶ際は、着物や帯の模様と色を合わせたり、モチーフを合わせたりするのがおすすめです。

半襟

半襟は襟の合わせから覗くもので、着物のコーディネート全体の印象を左右する小物です。差し色として使ったり、アクセントを入れたりと、遊び心を出すことができます。

また、靴をブーツにしたり洋風のバッグやアクセサリーをつけたりするのもおすすめです。

着物をカジュアルコーデに取り入れやすくする「着物リメイク」

週末や旅行先だけでなく、普段の生活でも着物を楽しみたいという方におすすめなのが、着物をリメイクした服です。着物生地を普段着にすれば、動きやすくなり着ていける範囲が広がります。こちらでは、着物生地をリメイクして作った服の例をご紹介します。

複数の着物生地で作ったフレアスカート

Aラインで風にひらひらなびくフレアスカートは、そのままでも女性らしさを演出してくれます。無地と柄の着物生地を合わせてカジュアルダウンすれば、普段着にもぴったりです。

シンプルなデザインなので着回しがきき、アクセサリーや派手なトップスとも合わせやすいので、かわいい着物ファッションを楽しみたい方は一枚あると便利です。

リゾート気分を味わえるアロハシャツ

アロハシャツの起源は着物で、ハワイに移住した日本人がポルトガルの作業服「パラカ」を着物や浴衣の生地で作ったのがはじまりといわれています。そのため、日本でも着なくなってしまった着物の生地をリメイクして、アロハシャツにすることが多いです。

アロハシャツのデザインはだいたい決まっていますが、着物生地のアロハシャツは生地の柄とカラーバリエーションが豊富なので、シーンに合わせてアイテムを選べるのが魅力です。

着物好きにおすすめのワンピース

ワンピースは着物と同じく上下が一緒になっているので、着物らしさを活かせるリメイク方法です。カシュクールワンピースにして着物のように前開きにしたり、袖をそのまま残して着物の魅力を表現したりすることもできます。帯をアレンジしてベルトのように使うのもおしゃれです。

余った生地はバッグやアクセサリーに

生地の端切れは、バッグや髪飾り、アクセサリーにできます。着物生地のアイテムが他にもあると、それと合わせてコーディネートしやすいです。

着物を取り入れたおしゃれな着こなしを楽しもう

着物生地と洋服の型紙、ミシンなどの裁縫道具を用意すれば着物のリメイクはできますが、普段から裁縫をしていない方にとっては少しハードルが高いでしょう。

WEAR 2.5では、着物をリメイクして作ったアイテムを数多く販売しています。基本的にすべてが一点もので、お気に入りのアイテムがきっと見つかるはずです。着物を取り入れたファッションにご興味のある方は、ぜひ一度WEAR 2.5のアイテムをご覧ください。